耳鳴りと綿棒の使い方
綿棒が耳鳴りの原因になる?
綿棒は肌にやさしいイメージがあるかもしれません。しかし、綿棒で耳掃除をする際には、気を付ける必要があります。
綿棒を使った耳掃除が原因で、耳鳴りの症状が現れてしまうことがあるからです。
耳の内部の皮膚はとても繊細です。綿棒で耳掃除をしていると、耳の皮膚が傷ついてしまい、それが原因で耳鳴りが起こることがあります。
耳の内部の傷ついた箇所から細菌やカビ菌が入り、炎症を起こして、耳鳴りが起こることがあるのです。
また、耳垢には菌の繁殖を抑える役割があるため、綿棒できれいに掃除しすぎると、かえって菌が繁殖しやすくなり、耳鳴りが起こるという場合もあります。
さらに、綿棒で耳垢をとろうとして、かえって耳垢を耳の奥に押し込んでしまい、耳垢栓塞になってしまうことがあります。耳垢栓塞もまた、耳鳴りの原因になります。
綿棒による耳鳴りを防ごう
綿棒を使う際には、耳を傷つけて耳鳴りが起こらないように気を付けて綿棒を使っていきましょう。
そもそも、綿棒は耳の外側を掃除するためのものであって、耳の穴を掃除するには適していないと言われています。
綿棒を使って耳掃除をすると、耳垢が耳の穴の奥に押し込まれてしまうからです。
耳垢は鼓膜を保護する働きもあるため、耳掃除は、綿棒で耳の外側を軽く掃除するくらいで良いという意見もあります。
耳鳴りを起こさないためにも、綿棒で耳の内部を傷つけないようにしていきましょう。
まとめ
綿棒による耳掃除は、耳鳴りの原因になることがあります。耳の炎症や菌の繁殖などによって耳鳴りを起こさないためにも、綿棒で耳の奥を掃除するようなことは控えましょう。