自律神経の乱れを整える耳鳴り改善方法
自律神経の乱れって何?
自律神経の乱れが原因の耳鳴りは、自律神経の働きを整えることで改善できる可能性があります。
そもそも、自律神経の乱れは、ストレスによって起こります。
自律神経には交感神経と副交感神経がありますが、昼間は交感神経が優位になることで活発に活動でき、夜間は副交感神経が優位になる事で昼間の疲労を回復するしくみになっています。
しかし、ストレスによって交感神経の活動が高まり、交感神経から副交感神経を優位にする切り替えがうまくいかなくなってしまいます。
するといつまで経っても興奮状態が続き、眠れなくなったり睡眠の質が低下したりして、疲労をうまく回復できなくなってしまうのです。
これが自律神経の乱れです。
こうした自律神経の乱れによって疲労が溜まると、耳鳴りが起こりやすくなります。
ですから、ストレスを減らし、副交感神経の働きを高めることができれば、耳鳴りを解消できる可能性があります。
鳴り止まない慢性の耳鳴りでも、自律神経の乱れを整えることで音量が小さくなることがあります。
自律神経の乱れが原因の耳鳴り5つの改善方法
自律神経の乱れが原因の耳鳴り改善方法1
- 寝る2時間前から画面を見ないようにする
スマホやパソコン、テレビ等の画面を見ると、交感神経が刺激され不眠の原因になります。自律神経の乱れが原因の耳鳴りを改善するために、寝る2時間前にはスマホやパソコンの画面から離れ、自律神経の乱れを整えていきましょう。
自律神経の乱れを整える耳鳴り改善方法2
- 日が暮れたら照明を薄暗くする
明るい光を見ると交感神経の働きが高まってしまいます。
自律神経の乱れを整えて耳鳴りを改善するために、夜になったら照明を少し暗めにして、体をリラックスモードにしてあげましょう。
自律神経の乱れを整える耳鳴り改善方法3
- 蒸しタオルで首の後ろを温める
首のこりで血流が悪くなると、耳鳴りが起こりやすくなります。首回りの筋肉が緊張する事で、交感神経の働きが高まり、自律神経の乱れを引き起こしてしまうからです。
首の後ろを温めれば、筋肉がほぐれ副交感神経の働きを高めることができ、自律神経の乱れによる耳鳴り改善につながります。
自律神経の乱れを整える耳鳴り改善方法4
- 湯船につかる
副交感神経の働きを高めぐっすり眠るには、夜の入浴が効果的です。38〜39度のぬるめのお湯に15分程度つかると睡眠の質が高まり、自律神経の乱れが原因の耳鳴りに効果的です。
自律神経の乱れを整える耳鳴り改善方法5
- 深呼吸をする
ゆっくりと深呼吸してリラックスしましょう。
肺呼吸の深呼吸を5回と腹式呼吸の深呼吸を5回、肺呼吸と腹式呼吸を同時に行う深呼吸を5回、合計15回の深呼吸を、朝起きた時と寝る前に行うと自律神経の乱れに効果的です。
まとめ
自律神経の乱れが原因の耳鳴りは、ストレスによって交感神経が優位な状態が続いてしまうことで起こっている可能性があります。自律神経の乱れは、耳鳴りに加えてめまいや吐き気なども引き起こすことがあります。
夜になったら副交感神経の働きを高め、自律神経の乱れを整えることで、疲労の回復力が高まります。
疲労を溜め込まないことが、耳鳴りの予防、改善につながります。耳鳴り対策のためにも、自律神経の乱れを整えていきましょう。